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わだつみのこえ記念館

竣工:2006年 
東京都文京区本郷  記念館
規模・構造・延床面積: 2階 100㎡
施工:アクティブ

   
 
 
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O邸
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八ヶ岳の山荘
 
 

当記念館は戦没学生らの遺稿集「きけわだつみのこえ」に収録された日記や手紙などを展示する記念館である。東大赤門近くの古いマンションのメゾネット区画を改装し展示室(2階)と事務室(1階)とした。敷地周囲は古い本郷の雰囲気を残す静かな場所である。貴重な遺稿と対面し、遺稿集を受け継いで行く、そういう精神性を持った場所には、どのようなが空間がふさわしいか? 私は「伝統的なもの」と「現代的なもの」とを合わせ持つ「和洋折衷空間」がふさわしいと考えた。すなわち直射光を制御する障子は「和」であり。わだつみの意味する海を表す濃紺のカーペットは「洋」。遺影を掲げた桐の木が張られた壁は「和」と通じるならば、展示ケースに使われている欧州産の合板は「洋」である。それらの材料の組み合わせにより、静かで落ち着いた空間となり、その場所にふさわしい空間となった。


展示室(2階)


エントランス / 奥は事務室(1階)
写真撮影:はなファクトリー / 津布久 智

 
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