記念館は開館10年を迎えた。それを記念して、念願の「わだつみのこえ」彫像（本郷 新　作）が新規に鋳造され、当事務所は台座の設計と納品まで行った。台座材質は琉球産石灰岩によるものである。戦没学生の遺稿を保管している当館としては沖縄の土地は特別の場所の一つであり、茶系のブロンズ像と馴染みの良い石種という事で採用された。