当施設は、老人保健施設の既存棟に隣接し、各種リハビリ施療を受けられるデイケア施設として計画された。敷地は南アルプス連山のふもとで富士山や八ヶ岳が望める優れた景観に囲まれている。建物は中庭を中心に機能回復訓練室、デイルームをはじめとする諸室が、取り巻く構成となっており、施設を共に利用する人々の動きがどこからも垣間見得る。この中庭を囲む建築形式は欧州で古くから修道院建築などで発展し、後に病院や宿泊施設へと展開したそうである。介護施設である当建築も部屋の構成などに類似点が多く、その優れた建築形式を採用する事で、より建物は機能的になりえた。尚、敷地の地下深くから湧く良質な天然温泉を引き入れ、利用者に足湯や飲泉のサービスが提供されている。
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